トリファクトリー(ジルプラ) アリーヤ 1/35サイズ 今回は完成画像の掲載です。

<現代の兵士>
人は、生きた年代によって衣装の特徴が違います。戦車兵も例外ではありません。
完成図として当初はこんな構図を考えたのですが、これでは時代にマッチせず「タイムトラベラー」みたいです。
M3グラントとアーリア1
そこで、戦車をチェンジすることにしました。
アリーヤ-砂漠の戦車兵2
アメリカ軍の現用機、M1-A1エイブラムスです。手前左2人のオッサンはこの戦車に付属していたフィギュアで、主人公アリーヤの右隣のオッサンはイスラエル軍メルカバ戦車の付属品です。
ちょっと猫背気味なのは、戦闘中の戦車のハッチから身乗り出し、弾を避けるため少し臥せ気味のポーズを取っているからです。このオッサンはイスラエル人・・・かな?


<のぞき見はマナー違反では?>
アリーヤ-砂漠の戦車兵1
本気で1/35フィギュアに取り組む方から見たら、笑ってしまう出来です。・・・目の描画がいけないのでしょうかね?上手い下手の問題だけでなく、私が今持っている道具ではこの辺が限界なのです。そもそも、普通はここまで拡大して見る機会はありません。1/35サイズって全身で人間の小指より小さいのですョ。
アリーヤ-砂漠の戦車兵7
戦車と一緒に飾るのが一般的ですから、少し離れて見た時に「女の子だ!」と分かる程度で充分なのです。
展示会等で、ペンライトやルーペを持って覗き込む人が居ますが、あれは止めてほしいですね。
全体として1つの「作品」なので一部だけ拡大して見ても意味は無いのです。

「生け花展」でペンライトとルーペを持って「花弁」を確認して回っているお客さんを想像してください。 奇妙でしょ。
アリーヤ-砂漠の戦車兵8
そんな訳で、あくまでも「全体像」を愛でてください。そこに「女の子が居る」という事実だけで全体が華やぎます。
アリーヤ-砂漠の戦車兵9

<上半身が下着姿の理由>
これまで1/35女性兵を何体か作りました(塗りました)が、半数以上が上半身下着姿です。
作り手のニーズをメーカーが忖度してるのでしょうか。(笑)
アリーヤ-砂漠の戦車兵11
まぁ・・・そういう面も多分にあるとは思うのですが、一番の理由は「小さいフィギュア」なので、男か女かの判別がつきずらい事が原因だと思います。全員がカーキ色の戦闘服を着てヘルメットを被ったら、その中に1名女性兵が居ても気づきません。
アリーヤ-砂漠の戦車兵15

上着を脱いで華奢なボディーラインと胸の膨らみを見せる事で一目で「女の子だ!」と判るようにしているのだと思います。・・・・私の考えすぎでしょうか?(笑)
アリーヤ-砂漠の戦車兵12
オッサン戦車兵は0円。女性兵は1500円~が相場ですから、やっぱり差別化は必要です。(笑)
アリーヤ-砂漠の戦車兵16

自分としては、初めからこの程度にしか出来ない事を承知の上作っていたので、これで満足です。

アリーヤ-砂漠の戦車兵17

<実はメルカバ戦車用でした>
本当はこの「アリーヤ」イスラエル軍のメルカバ戦車用のディスプレーに用意したものなのです。
残念ながらメルカバ戦車の製作が間に合わず、先行してアリーヤだけが完成しました。
アリーヤ-砂漠の戦車兵20-メルカバ
折角ですから、メルカバ戦車との写真も掲載しておきます。
ただし、この写真の戦車はメルカバMK-1。現在製作中の物ではなくて、5年ほど前の作品です。
現在製作中なのはメルカバMK-Ⅲです。出来上がったらまた記念写真を撮ろうと思います。
アリーヤ-砂漠の戦車兵22-メルカバ
ちなみに、1/35サイズのフィギュアって言うのは、本当はこの位 ↑ の距離感で見る物なのですよ。
展示会で普通に見るならば、目の描画が上手いとか下手とか・・・そんな事分からないのです。


<インチキジオラマ撮影でした>
ジオラマを作るつもりでしたが、手が回らず100均のカーペットと園芸用小物で代用しています。
それなりに誤魔化せるかナ?なんて甘い考えを持ちましたが、やっぱり質感が違いますね。
オモチャを並べたみたいな写真になってしまいましたが、でも、男の子は小さい頃からこういう「秘密基地」みたいな玩具が好きなんですよ。

お見苦しいのは承知しておりますが、「遊び」と割り切ってご容赦下さい。

(おしまい)