ボディコン レディ・スローン製作記の続きです。

<パテ梅>
前回記事でボディーと手足、頭を組み立てましたが、組付けが悪く、隙間だらけでした。
フィギュア組立3
そこで、今回は隙間の「パテ埋め」からスタートです。 小見出しの「梅」は変換ミスではなくて、プラモファンが良く使う言葉遊びです。(笑)

パテ梅1jpg
このように、隙間にパテを埋めて誤魔化すのです。今は色が違うので目立ちますが、塗装するとわからなくなります。
パテ梅2jpg
反対側のボディー側面や、首筋もパテで埋めが必要でした。
パテ梅完了jpg
これでパテ埋めは終了。なんとなくフィギュアっぽくなってきました。

<ベース塗装>
塗装に入ります。先ずは、肌色から。
フギュア肌色塗装2
白人のお姉さんをイメージして、色白を意識しました。
フィギュア衣装塗装1
デザインをどう描くかは置いといて、とりあえず青一色で塗りました。
スローン-サムネ1
「箱絵」はこんな衣装なのですが、フリーハンドでコレを描けと言うのでしょうか?無理ゲーですね。

<自動車の製作>
カーモデルも平行して作っています。
前回記事ではシャーシ周りと室内の製作でした。今回はボディーとウインドウ周りの製作です。
先ずは、ボディーを缶スプレーで塗装しました。色は「イタリアンレッド」。
RX-7磨き前1
乾燥させた後、仮にボディーを乗せるとこんな感じです。仮の姿を写真に撮っても意味は無いのですが、こういう姿を目にすると、「やる気」になって製作が進みます。(笑)

<残像思念が宿るボディー>
この後、ボディーを外して「磨き」という作業を行います。
RX-7磨きコンパウンド
コンパウンドを付けて、柔らかい布で磨き上げます。コンパウンドは3種類あり、普通→細→微細と段階的に磨いていくのです。「普通」は台所の磨き粉入りクレンザーでも代用可能ですが、「細」「微細」は模型特有のモノですね。ホームセンターでは入手出来ません。

展示会などで拝見するカーモデルは、まるで宝石のようにピカピカに輝いています。
カーモデル専門の趣味の方は、三日三晩かけて一心不乱に磨き続けるのだそうです。

私はほんの1時間弱で切り上げましたが、磨き上げたボディーには相当な「念」がこもっていると思います。嘘か誠か「ドールには持ち主の情が残像思念として宿っている」みたいな話がありますが、もしそれが本当なら、カーモデルはドールの比ではありません。ピカピカの自動車模型にはきっと強烈な「念」が練り込まれています。恐ろしくて近づけません!皆さん気を付けましょう。(笑)

<無理ゲーでしょ!窓の塗装>
続いて、窓の周囲を内側から塗ります。最近の車の特徴での周囲が内側から黒く塗られているんですね。窓枠のHゴム(ボディーにウインドウを固定するゴム)とは別の話です。
RX-7窓の塗装
組み立て説明書どおりに塗ってみたのですが、コレは無理でしょ!窓はカーモデルの中で一番目立つ場所です。その部分の塗分けを「フリーハンドで塗れ」って。絶対歪みます。直線であれば、マスキングテープを使って綺麗に塗り分けられますが、不規則な曲線です。しかも窓自体平面でなく曲面の造形です。「あ”~!!」っと何度も叫び声を上げながら塗りました。ご近所迷惑だったと思います。

続いてボディー本体の窓枠塗装。こちらも緊張の連続です。
RX-7組立前
最後に、ボディーに墨入れをします。
ドアやボンネットとボディーの合わせ目に目立つように薄っすら「影」を描くのです。
普通ならどうという事はない作業ですが、ボディー磨きの後なので、「はみ出し」は許されません。・・・手が震える。(笑)
RX-7墨入れ

この後、ライト類のクリアパーツを塗装してはめ込み、全体を組み立てて完成です。

・・・ドール&フィギュアのブログなのに「カーモデル製作記」みたいになってしまいました。ゴメンナサイ。

(つづく)