川合山展望台に登ってドール撮影をした記録で、先週の続きになります。
前編の投稿から1週間も経ってしまったので、簡単にもう一度「状況の説明」を致しましょう。

<ガラゲーカメラの方が良く撮れた?>
撮影場所はココ、いつも撮影に使っている遊水地から3~4Km程東にある小さな山の上です。
川合山展望台遠景
大パノラマ写真を期待して登ったのですが・・・・完全な逆光で、綺麗な写真が撮れませんでした。
川合山-東屋と鉄塔
「展望台」として市民に開放されていますが、ココを訪れる人は殆ど居ません。
しかも・・・・実は古墳だったなんて・・・・地元の住民だって誰も知らないョ。
川合山の展望1
ガラゲーでも写真を撮っておいた事を思い出して、画像を確認してみました。
川合山の展望2
画質は悪いけれど、ガラゲーの方が広角なんですね。2枚の写真で160度位をカバーできました。
手前の樹や竹が無ければ、足元までパノラマ風景が広がって迫力があるのですけどね。残念。

<もう一人のモデルは「遥」>
先週の「前編」は萌葱ちゃんでしたが、今回の「後編」は「遥」(オビツ21-03ヘッド+オビツ23ボディ)がモデルを務めます。
我が家のドール席次 第1位、と2位のコンビです。私がこの撮影にどれだけ期待していたかが伺われるでしょう。(笑)
遥-川合山1
カメラはガラゲーからOM-Dへ戻します。
北を向いて撮影すれば順光撮影で、背景が綺麗に映ります。
遥-川合山2
富士山が見えているのだが・・・写真だと見えませんね。
川合山の展望-富士山
ガラゲー写真ならば姿を確認できました。近隣の山が邪魔をしてしまい、富士山の頭しか見えません。
遥-川合山5
「ヤッホー」とか叫んでも・・・実は眼下は住宅街。 近所迷惑だってば!(笑)

<逆光に抗え!>
折角の「展望台」ですから景色を背景に撮らなければ意味がありません。でも、それだと方角的にカメラを太陽に向けることになります。フラッシュも使ってみましたが・・・失敗(まっ白ケでした(泣))
遥-川合山6
フルオートのままだと、フラッシュをONにしても光らないのです。マニュアルモードにすると・・・・絞りやシャッター速度の調整が自分では上手く出来ません。(いつもカメラ任せのオートばかりなので)
「SEEN」モードの「逆光ポートレート撮影」を選べばカメラが頑張ってくれたのかも。

結局、レフ板をフル活用したけれど、こんな感じです。空が青色にならない!。
遥-川合山15
白い衣装は飛んでしまうので、晴天下の撮影には不向きです。・・・・忘れていたョ。
遥-川合山16
太陽から30度ほどカメラを逸らせば、何とか背景に色が付いてくれますね。もちろんレフ板必須ですが。

<若干日が傾いて撮れた写真>
実はこの後、アマチュア無線機で呼びかけてみたのです。高い場所からだと電波が遠くまで届くと聞いていたので、試してみました。
アマチュア無線-川合山
小さな無線機で送信電力も小さいのですが、三島の方と交信できました。直線距離で50Km位です。非常に強くクリアに交信出来たので、おそらく通信限界はもう少し先、70Km位先まで電波は届いたと思います。
携帯電話の普及した現代では、特に感心する事でもありませんが、携帯電話の無い昭和の時代にはコレは魔法の機械にも匹敵する一品でした。(無線局の再免許申請をして新コールサイン取得済)

ちなみに私はヘタレなので、何人もの方と交信はしません。1人交信出来たらもう満足。(笑)
通信機には興味あるけど、何人もの知らんオッサンと会話を交わすのは苦手です。
遥-川合山10
そんな事をして、帰り支度をしていたら、日照角度が少し変わった事に気づきました。これなら東向きの展望撮影がイケルかも。
遥-川合山11
このとおり。綺麗に撮れましたよ。

<背景重視のドール撮影>
遥-川合山12
私のドール撮影は、「背景とドールが共に綺麗に映る」事を重要視しています。ですから、一般的なポートレート撮影の手法とは全く違います。基本は「順光」撮影。ドールは直射日光を眩しがって、顔を顰めたりしませんから、これでOKです。それに、私の被写体は1/6サイズなので1/3サイズドールの屋外撮影とは撮影の仕方が違うのだと思います。
遥-川合山13
ドール撮影の方法についてアドバイスしているブログ記事やホームページはネット上に数多くありますが、いずれも半日影を利用した逆光撮影を勧めており「直射日光下の順光撮影」を勧める記述はどこにもありません。

これを受けて、私も一時は「ポートレート撮影」を意識して無理して逆光で撮っていた時がありました。でも出来上がった写真を比べたら、話になりませんでした。
「深いインディーブルーの空と草木の輝くような緑色」を画像に取り込みたいなら、あるいは「美しい遠景を取り込んだ構図」で撮りたいなら「順光撮影」が良いと言うのが私の結論です。
遥-順光と逆光の違い
右側の逆光写真は私の撮影では比較的綺麗に撮れた1枚ですが、それでも、背景の空や街並みは灰色になってしまいます。その反面、ドール本体は逆光の方が立体的でソフトな感じに撮れているかもしれません。


好みの問題かもしれませんが、ドールだけ綺麗に撮れても背景が綺麗に映らないなら「屋外撮影」の意味は無いだろう・・・なんて思っています。わざわざ70mも登って来たのですから。(笑)・・・・私の「こだわり」は間違っているのかなぁ・・・・

(おしまい)