<最後の課題>
私はドール歴の短い新参者ですが、この1年で「ヘッドメイク」「衣装替え」「野外撮影」「フォトコン参加」どれもレベルは低いものの、やりたい事を一通り経験してみました。どれも面白かったですよ。1つ積み残していた課題があり、心に引っかかっていました。屋外でのイルミネーション撮影です。今回の記事でこの課題をクリアしたいと思います。
萌葱-イルミ1調整

<困難なイルミネーション撮影>
初級者にとって、屋外のイルミネーションを背景にしたドールの撮影はかなり困難です。
理由は
①イルミネーションの飾りつけが在る場所は人出もあり、撮影を目撃されるリスクが高い。
②撮影時間が夜間になるので、屋外でカメラを構えると何かの盗撮と誤解されかねない。
③暗所で発光するLEDを背景に小さな人形の写真を撮る事は技術的に難しい。
萌葱-イルミ2調整

<撮影場所、見つけた!>
人が居ない場所で、イルミネーションが輝き、かつ写真撮影をしても誤解されない場所・・・そんなものがあれば良いのですが・・・・あれっ、ありましたョ。
イルミ全景
ここは、近隣の個人病院の駐車場です。壁面にイルミネーションが施されていて夜間は病院は営業しないので人気(ひとけ)がありません。 万一巡回中の警官に見つかっても・・・塀に向かってカメラを構えている私を咎める事は出来ないでしょう。
萌葱-イルミ8-Fine調整
病院の防犯カメラには写っているかもしれませんが、事件や物損事故でも起きなければ映像を見直す事は無いでしょう。(笑)

<私の撮影方法>
本当はどのように撮影すべきなのか。写真の勉強をすれば良いのですが、それではクリスマスシーズンが終わってしまいます。何の知識も無いので、今回はカメラ任せで撮影します。
萌葱-イルミ4調整
私のカメラには、「夜景撮影モード」と「夜間ポートレートモード」があります。
夜間ポートレートモードではストロボを発光させて被写体への採光を確保しつつ、背景の夜景も取り込むらしいのですが、これは1/6サイズのドールには使えません。被写体が実在の人間よりずっと小さいので、カメラとドールの距離が非常に近くなるのです。この状態でフラッシュ撮影したら・・・・白飛ビ~・・するでしょうね。
萌葱-イルミ9調整
もっと弱い光源でないとダメでしょう。そこで私は100均のLEDランタンを使ってドールを照らし、カメラは「夜景モード」にセットして撮影しました。
これならば、ドールに適度の光が当たりますし、背景のイルミネーションには弱いランタンの光は届きません。暗所に輝くイルミネーションを背景にドールの姿が浮かび上がるのでは?などと妄想しておりました。(ドールに白い服を着せたのも計算しての事ですョ)

萌葱-イルミ12
ただし弱点もあって、LEDランタンは手持ちなので、カメラを片手持ちで撮影することになります。
暗所の撮影なのでシャッタースピードが遅くどうしても手ブレが生じます。片手持ちでは余計にブレますね。案の定、撮影した写真の2/3は使い物になりませんでした。
もう一つは、ドールから離れるとLEDランタンの光が届かないので、いわゆる「引いた画像」が撮れません。
萌葱-イルミ13
これでは・・・・ねぇ・・・。

上級者の方から見たら「お笑い」程度の写真ですが、自分で満足できる程度のイルミネーション撮影は出来ました。

萌葱-イルミ11トリム

これで積み残していた「最後の課題」もクリア出来ました。
正攻法の撮影では無いカモしれませんが、自分的にはほぼ満足できる写真です。

次からドール趣味2巡目に入ります。(笑)

(おしまい)